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Madonna マドンナ MDNA(Edited)輸入盤
日本の女性アイドルグループ「AKB48」が絶好調です。
このCD不況の中、新曲「真夏のSounds good!」の初回出荷枚数が200万枚を超え、
7作連続で売上げ100万枚突破を達成しました。

しかし、この新曲にはAKBの選抜メンバーを決める「第4回選抜総選挙」(6月6日開票、日本武道館)の投票券が封入されており「またおまけ商法かいな…」との声があるのも事実です。

しかし欧米の音楽業界でも、大不況を勝ち抜くため“おまけ商法”が活発化しているようです。
世界のエンタメ界の頂点を極めた米女性歌手マドンナ(53)ですら、
3月26日に発売した新アルバム「MDNA」を、何と“おまけ商法”で販売していたのですから…。

米音楽誌ビルボードなどによると、「MDNA」は発売初週に35万9000枚を売り、
当然ながらビルボード誌のアルバムチャートで初登場1位に輝きました。
今年発売されたアルバムの中では最大のヒットです。

彼女にとって通算8作目の全米1位のアルバムで、スタジオ作としては連続5作目の1位。
CNNは4月4日、女性歌手でこれを超える記録は、
バーブラ・ストライサンド(70)の通算9作のみというビルボード誌の関係者のコメントを伝えました。

ところが、この大ヒットのからくりが徐々に明らかになります。
発端は、4月3日付米経済誌フォーブス(電子版)。
「マドンナの最新作は発売第1週で1位を獲得するだろうが、それは真の1位ではない。
夏から始まる彼女の全米ツアーのチケットとの抱き合わせ販売だからだ」という驚きの事実を報じたのです。

この場合の抱き合わせ販売とは、
簡単に言うと、公演チケットを購入すれば「MDNA」のCDがおまけに付いてくるということです。
彼女の全米ツアーのチケットをネットで購入すると、
無料で「MDNA」全曲をダウンロードでき、
CDが欲しかったらチケットを買った斡旋業者(チケットマスター)に自宅の住所をメールすればタダで送ってくれるのです…。

そして事はフォーブスの予想通りに動いていきます。
初週に35万9000枚を売った「MDNA」は、2週目にはわずか4万6000枚しか売れず…。
普通、どんな大物でも2週目は売り上げが落ちますが
「初週の88%減というのはチャート史上最大の落ち幅」(4月9日付フォーブス電子版)とのこと。
マドンナらしくない不名誉な記録です。

しかし、その理由はすぐに明らかになります。
4月17日付フォーブス(電子版)は、「MDNA」の初週の売り上げ枚数35万9000枚のうち、
公演チケットのおまけ分が18万5000枚もあったと報じたのです。
つまり、ファンがお金を出して買った分は17万4000枚だった訳で、
初週と違って水増しがなかった2週目にチャート史上最大の落ち幅を記録するのは当然です。

そのため米音楽業界からは、
発売初週、19万9000枚を売ったものの、「MDNA」に阻まれ初登場2位に甘んじた米歌手ライオネル・リッチー(62)の新アルバム「タスケージ」が本当は1位だった、との声が上がりました。
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しかしフォーブスは4月21日、さらなる驚きの事実を報じます。
マドンナの全米ツアーをプロモートする世界最大の米興行会社、ライブ・ネイション(本社・ビバリーヒルズ)の関係者の声として、
彼女の全米ツアーのチケットは60万枚売れたが、おまけの「MDNA」は42万枚しかはけていないと明かしたのです。

これはつまり、チケットは買ったものの、CDは欲しくなかったという人が18万人もいたことになります。

おまけでもCDが要らない人が多くいた理由について、
この関係者は「コンサートに出かけて『ライク・ア・ヴァージン』や『マテリアル・ガール』といった昔のヒット曲は聞いてみたいが、
CDに収録している新曲には興味がないということだろう」と説明しました。

マドンナは、2007年、約25年間所属した米ワーナー・ミュージック・グループとの契約を解消し、
ライブ・ネイションと新たに「360度契約」を結びました。

ライブ・ネイション側は彼女に総額1億2000万ドル(約94億8000万円)を支払う代わりに、
今後10年間でアルバム3枚を発売できる権利やコンサートツアーのプロモート権、Tシャツといったグッズの商標権などを獲得。
彼女のCDの発売権を含むすべての権利を包括管理することになりました。

「MDNA」はこの新契約後、彼女が初めて出すアルバム。
今回の抱き合わせによる“おまけ商法”は「360度契約」の成せる技と言っていいでしょう。

しかしよく考えてみましょう。
AKBはCDのおまけが総選挙の投票券という商法でCD自体、も記録的な売上げで大成功。
マドンナの場合はCDそのものをおまけ扱いしたために「タダでもいらんわ」という人が続出…。

商売のうまさではマドンナよりAKBが上ということになりますね…。(岡田敏一)
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