“いい人”エピソードの絶えないトータルテンボスの藤田憲右。
その人柄ゆえに、“ドッキリ”を仕掛けられることが多いのだが、そこでも“いい人”ぶりを発揮する。
たとえば、5年前に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)のドッキリでは、次長課長の河本準一が「2日後にどうしてもまとまった金が要る」と相談すると、
藤田は「2日後ですね。200~300万円ならすぐ用意します」と即答。
ちなみに、オリエンタルラジオの藤森慎吾は「15万円」が精一杯。
この時の藤森は批判されたが、よくよく考えれば、藤田がすごすぎるだけでもある。
そんな藤田だが、ひとりだけ、許せないタレントがいると『芸人ドキュメンタリー下がり上がり』(フジテレビ/4日放送)で明かした。その人物とは、藤田が可愛がっていた後輩らしい。
ある時、その後輩から「藤田さん、明日食事でもどうですか?」と誘われた。
当時、仕事が少なかった藤田は「いいよ」と返すが、「あ、僕新しいレギュラー番組の打ち合わせがあって」と逆に断られたという。
藤田は、
「明日打ち合わせが入っていることを忘れるワケないじゃないですか?カマシなんですよ。
『俺、(藤田と違って)レギュラーありますよ』っていう」と、怒り心頭で振り返る。
そして、この件がトラウマとなって以来、その後輩のことが嫌いになってしまったのだという。
このエピソードを聞いたダウンタウンの松本人志は「(その後輩が)色々あるってのは、難しい子やってのは俺も知ってるよ」と同調する。
では、誰なのか?
それは、インパルスの堤下敦だった。
確かに堤下の悪評はよく聞く。
同期である森三中の大島美幸は、生放送で嫌いなタレントを聞かれ、「堤下のことは大っきらいです!!」「クソ野郎!」と罵った。
また、後輩である平成ノブシコブシの徳井健太も堤下が後輩芸人から嫌われているとラジオ番組で明かしている。
理由はどちらとも、「弱い者に強く、嫌味を言うから」だそうだ。
松本は堤下を「ツッコミとしては優秀」と言いながらも、「でも、思ったほど(仕事が)うまくいっていない」と評したが、インパルスがブレイクしない原因は、堤下の悪評にあるのかもしれない。
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