ドイツ政府の倫理委員会は、今月8日、血の繋がった兄妹または姉弟の結婚を合法化することに、賛成の意を表明した。



ドイツでは数年前、4人の子供をもうけて実質的な結婚生活を送っていた兄妹、パトリック・スチュービング(兄)とスーザン・カレゥスキー(妹)の2人が懲役3年の刑に処せられるという事件があり、この事件が社会的な議論を呼んでいる。

「兄妹であっても家庭を持つ権利はある」と主張するスチュービングはその後、2012年にヨーロッパ人権裁判所に上告したが、主張は受け入れられず敗訴となった。


今回の倫理委員会の声明では、近親婚によって障害児が生まれる可能性が高くなることは認めながらも、「それは刑罰に値するものではない」としている。


ドイツの現行法では親子や兄弟姉妹が性的関係を持つことは禁じられており、これを破れば最高で2年の懲役刑が課せられると決められている。


倫理委員会の今回の声明には、委員の投票結果が反映されている。
兄妹婚を禁ずる現行法に反対した委員は14人、賛成は9人、棄権が2人と伝えられている。


声明文の中には次のような1文がある。

「欧米で報告されている兄弟姉妹間の近親相姦の例は少ない。
しかし、その当事者たちは、刑罰があることで非常に苦しい状況に追いやられている。
彼らの基本的人権は保障されておらず、彼らは兄弟姉妹間の男女の愛情を否定せざるを得なくなっている」
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