テレビ朝日で06年から放送している大家族バラエティー番組「痛快!ビッグダディ」が回を重ねるごとに人気を増している。

整体師として働きながら大家族を養うビッグダディこと林下清志さんの奮闘ぶりを描いたこのドキュメンタリー。

離婚した前妻が子供を連れて戻ってきて復縁したり、はたまた、その前妻と再び離婚し、今春、出稼ぎ先の愛知県内の整体院で知り合った18歳年下、バツイチ5人の子持ち女性と再婚したり……。


今月1日と8日の2回にわたって最新シリーズが放送されたが、1回目は12.5%、2回目は15.2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した。


「ドラマチックな内容で、今やテレ朝屈指の人気コンテンツに成長。局内では年末年始の特番として一家が住む香川・小豆島から生中継という案も浮上しています」(テレ朝関係者)

そして、番組の人気アップで注目を浴びているのが、林下さんが書いたと思われる「私小説」だという。


「私小説といっても04年にネット掲示板『2ちゃんねる』の文芸創作板に投稿されたもので、タイトルは『私小説~桜を見上げるタンポポ』。あくまでもフィクションですが、そこには前妻の育児放棄や風俗勤めが原因で離婚したことや、前妻の親族から詰め寄られ、離婚の落とし前として、包丁で自分の小指を切り落としたことが赤裸々につづられている。ハンドルネームは『賢治』。作品は評価が高く、ネット上では『宮沢賢治の生まれ変わり』『ビッグダディは文学青年だったのか』などと書き込まれている」(芸能ライター)


かなりの長編作品であり、番組人気も追い風となっているため、「出版すればベストセラーは確実。すでに複数の出版社が林下さんにコンタクトを取り、水面下で争奪戦を繰り広げています」(出版関係者)という。


子だくさんの貧しきビッグダディに、夢の印税生活は訪れるのか!?