先月下旬に日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」(※以下「24時間テレビ」)の今年の「チャリティーマラソン」のランナーが、歌手でタレントのDAIGOに決まった。

今年で38回目の放送を迎える「24時間テレビ」は、視聴者から寄付を募るチャリティーキャンペーン活動を主題とした番組で、今や日テレの看板番組の一つとなっている。
番組放送中、長時間にわたってランナーが走り続ける「チャリティーマラソン」をはじめ、同番組ならではのさまざまな企画が催されて話題を振りまく一方で、「偽善番組だ」や「障害者を利用している」など批判的な意見も多い。


とくに槍玉に挙げられるのが、海外ではノーギャラといったケースが多いチャリティー番組でありながら、出演者に高額なギャラを払っている点で、一昨年7 月に写真週刊誌「FLASH」が関係者の証言をもとに、メインパーソナリティーをはじめとした出演者のギャラや番組のCM収入などを報じた際には大きな波紋を広げた。
  

こうした“ギャラ問題”に対して、絶対匿名を条件に同局関係者は実状を明かす。

「別に本業がある方ならいざ知らず、芸能活動を生業にしている芸能人に対して、こちらの方から『チャリティー番組なのでノーギャラでお願いします』とは言い出しにくいです。
すべてうちの局の“持ち出し”で番組を制作するというのであれば、日頃からうちとお付き合いのあるタレントさんたちにそういった提案もできるかもしれませんけど、番組にはスポンサーがついているわけですしね。
ただ、タレントさんや所属事務所さんによっては、『チャリティー番組なんだから、そんなに高いギャラはいらない』とおっしゃる方もいます」
  
そのうえで、こう続ける。

「ぶっちゃけた話、『24時間テレビ』に関しては番組のイメージも良く、スポンサーもつきやすいんです。
出演するタレントさんサイドにとっても、イメージアップに繋がりますからね。
だからと言って、偽善とか、商業目的とか言われるのは…。
出演者の方も、制作陣も少しでも良い番組を作り募金を集めようと懸命に取り組んでいます。
実際に毎年視聴者の方から多くの募金が集まり、好意的な視聴者の方からは『感動した』、『励まされた』といううれしいお声も頂いていますしね」


たしかに、同番組の公式ホームページによると、過去最高となる4年前の19億8641万4252円をはじめ、一昨年が15億4522万6444円、昨年が9億3695万5640円と、毎年多額の募金が集まっているという現実も無視できない。


公共の電波を利用し、国の免許事業である放送事業を主幹とするテレビ局は、公共放送のNHKのみならず、民間の放送局に関しても、一般の企業より“公共性”が求められるとされている。


とはいえ、広告収入を経営基盤としている営利企業である民放局において、チャリティー番組といえども、スポンサーを募らなかったり、出演者のギャラをゼロにしたりするリスクはかなり高い。

「出演者のギャラの件など一部に批判的な意見があるのは重々承知していますが、現実的にはいち民放局としては今の形の番組作りが最良なのかなと思っています」(同関係者)
 

今年も8月23~24日に放送される「24時間テレビ」だが、さまざまな話題を集めそうだ。

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