ついに無法地帯にメスが入った。

わいせつ動画が多数投稿されているサイト「FC2」の関連会社などが9月30日、公然わいせつ幇助の疑いなどで家宅捜索されたのだ。


「FC2は、モザイクなしのわいせつ動画が視聴し放題の動画共有サイトです。
流出した無修整のAVや、素人が撮った性行為動画や生放送がアップされており、より高画質で動画を見ることができる有料サービスもある。
海外サイトですが、日本語に完全対応していることが特徴で、最近では、『週刊現代』が『60歳からのエロ動画』といった一連の特集記事の中で、安心・安全の『優良アダルトサイト』として紹介したことで、老年層の人気にも火が付きました。
会員は2000万人以上いるとされています」(ネット業界に詳しいライター)


これまで警察が手を拱(こまね)いていたのには理由がある。
FC2の本社が、無修整のわいせつ動画配信が罪に問われない米国ネバダ州ラスベガスにあったためだ。


警察担当記者が解説する。


「FC2の創業者は日本人で、日本の利用者を照準にしたサイトであることも明らかだったため、警察も問題視していたのです。
昨年には、警視庁が17歳の少女のわいせつな姿を生放送した業者を摘発し、今年7月には短大生との性行為を生放送した男らを埼玉県警が摘発しています。
ただし、FC2本体は『海外なので管轄外』という認識だった」


その牙城を切り崩したのが、京都府警の捜査だった。


「実は京都府警のサイバー犯罪対策課は、警視庁も一目置くほどの機関なのです。
その京都府警が今年6月、自分の性行為をFC2で生放送した大阪府の男(31)を公然わいせつ容疑で摘発した
。男はネットで『帽子君』を名乗る有名人でしたが、この逮捕をきっかけに、FC2の広告を扱う大阪府内の会社『ホームページシステム』が、FC2の運営に実質関与していた疑いが浮上したのです」(同前)


国内の会社となれば管轄内。
これが決め手で今回の強制捜査となったという。


「捜索先には創業者の関係先も入っており、立件が視野にあるのは明らか。
最終目標は『わいせつ動画配信の自主規制』でしょう」(同前)


安心・安全の“神話”は迷信だったのである。