8月11日に放送された朝の人気情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)において、女子中学生とのLINE上のやりとりが問題視された大阪維新の会・山本景(やまもと・けい)大阪府議のニュースが扱われた。


その際、同番組にレギュラー出演するコメンテーターのテリー伊藤が、このニュースを扱う中で「こいつ、キモイもん」などと発言し、話題となっている。


山本府議は、この発言の謝罪を求めるべく放送倫理・番組向上機構(BPO)に対し、申し立てを行なうなど問題は大きくなっている。
テリー伊藤は、後日放送された同番組において「同じ土俵に上がっても、何か実りがない気がしますね」などと上から目線で返したものの、この騒動に関しては、山本府議に同調する意見が多く聞かれる。
もちろん、山本府議のLINEにおける行動を援護しているわけではないが、テリー伊藤のスタンスなどに対して憤慨する声が多くあがっているのだ。
そして、こうした声は業界内からも沸き起こっている。


「コメンテーターとしてのテリーさんは、他のタレントや司会者が思っていても言えないことをズバっと言ってくれることからこれまで重宝されてきました。
しかし、最近は深い考えも無く、感情的に言葉を放つだけなので、単に『扱いにくいタレントになった』と言われているんです」(情報番組関係者)


たしかにテリー伊藤は『スッキリ!!』などでコメントを求められると感情的な意見が目立つ。
だが、「扱いにくい」と言われる理由はそれだけではないようだ。
別のテレビ関係者が話してくれた。


「テリー伊藤の最悪な部分は、推測や憶測でものを言うことです。
佐世保の同級生殺害事件でも、加害少女の父親が精神科医から少女の入院を進められていたという話がありましたが、これを『父親が拒否したかもしれない』と言い出したんです。
しかも、憶測にもかかわらず、拒否したという前提で父親をバッシングまでしてしまった。
もう最悪ですよね」(在京キー局情報番組プロデューサー)


現場のスタッフとしては、憶測でキレられては堪らないだろうが、さらにはテリー伊藤の性格にも迷惑しているという声もある。

「あの人は、一旦度感情的に話し始めると周囲の制止も耳に届かなくなります。
これを生放送でやるものですから、テリー伊藤を使いたくない、と考えているスタッフも少なくないですね」(同)


たしかに相当厄介な人柄ではある。
だが、そこまで面倒なタレントにもかかわらず、なぜ起用され続けるのであろうか。
この答えをとある制作会社の幹部が教えてくれた。

「テリーさんは、昔も今も制作会社のプロデューサーであり、演出家です。
その実力もさることながら、局員への売り込み方も本当に上手なんですよ。
どうしたら放送局の人間が気分良くなるのか知り尽くしているので、自分の立場が危ないと思えば、すかさず取り入ってるんじゃないですかね」(テレビ番組制作会社幹部)


かつては、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)や『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)など、大ヒットバラエティを生み出し、天才的な演出家ともいわれたテリー伊藤だけに、今も放送局の人間とはうまいこと付き合っているようだ。


しかし、そんなテリー伊藤もここ最近は、自分がインターネット上を中心に、あまりにも嫌われていることに悩みを抱えているという声もある。

「テリーさんが、身近なスタッフに対して『自分が番組で言っていることはおかしいのか?』と聞くことが多くなっているんです。
本人は『どうしたらインターネット上で、自分がヒーローになれるのか』を探っているようです。
でも、周りのスタッフも、本音は言えませんから『テリーさんは何も間違ってませんよ』と適当に返事をしています。
おかげで、本人は今でも自分の意見が間違っていないと思い込んでいますが…。
そもそもテリーさんは何事にもキレていれば面白いという発想の人なので、そこには一貫性もないですし、合ってるも間違ってるもないんですけどね」(情報番組制作スタッフ)
  

キレれば面白い、という発想は悪く無いものの、その方針のみでは視聴者やスタッフから飽きられ、現在のように毛嫌いされるのも当然なのかもしれない。
そのような状態なので、いくらテレビマンたちに顔が効くとはいえ、いつ切られてもおかしくない状態にあるという。


「テリー伊藤クラスの場合には、1本あたりのギャラは安くても30万円前後だと予想されます。
『スッキリ!!』の場合には週に5日ですから毎週150万円、1カ月で約600万円です。
これが年間だと推定7,200万円になります。
正直、これだけのお金を払っているのに、まともなコメントができず、しかも問題ばかり起こすならば、きちんと深い意見の言える専門家やコメンテーターを起用したほうが、番組のためになるという考えにシフトしてもおかしくないと思いますよ」(情報番組関係者)


テリー伊藤だけに限らず、和田アキ子や西川史子など、芸能界のご意見番を自称しているタレントも、周囲に存在するスタッフの意見を鵜呑みにしているだけでは、世間の感覚とかけ離れたコメントを放ち続けることになり、居場所を失うかもしれない。
そして、笑顔で受け入れてくれるスタッフは、その裏で着々と後任人事を探っている可能性もある。
そろそろ、深くて意味のあるコメントができるタレントに生まれ変わることを考えたほうがいいのではないだろうか。