昨年7月の参院選で「反原発」を掲げ、当選した山本太郎参議院議員。

選挙前年に入籍した18歳下の元プロサーファーとは3カ月でスピード離婚。
次のお相手(1歳上の一般女性)とは結婚せず、参院選当日に産まれた男児を認知だけしていた「隠し子」騒動。
さらには昨秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を手渡すなど、世間を騒がせまくっていたのだが、このところどうも影が薄い……。

「最近彼の名前を聞いたのは、7月1日、集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈変更が閣議決定された日に、官邸前デモで警官らと衝突したときくらいですかね」(政治部記者)

7月16日には原子力規制委員会が九州電力の川内(せんだい)原発は「新基準に適合」とし、秋には再稼働の予定だというのに、山本議員の発言は聞こえてこない。

「規制委の田中俊一委員長は、川内原発の安全性は『ほぼ世界最高レベル』などと強調していましたが、とんでもない。欧米の基準に比べて10年は遅れています。
『反原発』を掲げて議席をもらった山本議員には、ことさらがんばってもらいたい場面です」(元経産官僚・古賀茂明氏)

ところが山本議員、この肝心な時に、どうやら自信喪失気味のようだ。
彼を応援する、ある永田町関係者が嘆息する。

「4月の衆院鹿児島2区の補選では、川内原発再稼働反対を掲げて『新党ひとりひとり』を創設、有川美子氏を擁立したのですが、得票が当選者の10分の1以下の大惨敗。
彼の選挙参謀も『余りに票が少ない。信じられない負け方だ』と絶句するほどでした。
以来、彼自身も消極的になっているようです。
来年の統一地方選に備えてどんどんアピールした方がいいんじゃないの? とアドバイスしても、『考え方が違う』と言って応援演説の要請も断ったりする始末。
派手に行動を起こして失敗するダメージを気にしている様子です」

マスコミの襲撃に備えてか、夜の会合も、「赤坂の小さな行きつけの店を借り切った」(同前)ほど、隠密行動なのだという。
取材を申し入れても、スタッフは「日程調整がつかない」とけんもほろろ。そこで事務所を直撃訪問!

参院議員会館の部屋のドアはストッパーをかませて開けられているのに、入ろうとすると、「土足厳禁です!」とスタッフに大声で押し戻された。
「議員に取材をしたいのですが」と願い出るも、「スケジュール担当の秘書と話してください」とのこと。
ところが、その秘書氏は何度電話しても「今日は休みです」というから意味がわからない。

「その秘書はタレント時代からのマネージャーですよ。
山本議員本人は、国会閉会中はほとんど議員会館に寄りつかず、代わりに、彼の選挙を手伝っていた市民運動系の人たちが事務所を占拠してしまった感がある」(前出・関係者)

当の山本議員は今どこで、何をしているのか。
在阪の知人に聞いてみると、

「今はタイにおるって。お盆過ぎまでは日本に帰ってこんらしいわ」

タイと言えば、2020年を目標にしていた同国初の原発導入は福島県の原発事故で延期となり、国内の反対運動も盛り上がって、現在導入の見通しが立たなくなっている。
さすが、タイの反原発運動を視察に行ったのかと思いきや、

「いや、サーフィンでもしとるんとちゃう?」(同前)

反原発運動の視察か、はたまたサーフィン三昧か。
ご本人の携帯にも再三連絡したが、なしのつぶて。
元プロサーファーの妻とは離婚しても、大好きなサーフィンとは離れられない?!