「大人AKB48」として既婚者ながら期間限定のメンバーとなった「まりり」こと塚本まり子(38)だが、関係者間では“失敗だった”とささやかれている。


ある関係者からは「思ったより人気が出ず、ソロライブのプランが実現できなかった」という話も噴出している。

「痛かったのは、オーディション直後に彼女の素性が流れてしまったこと。正直、誤算だった」(同)

広告代理店の関係者によると「大人AKB48」企画は、江崎グリコ「パピコ」のCM企画として始まったものとあって、AKBグループよりも広告関係者が力を入れていた。
だが、2児の母である専業主婦との肩書で登場した塚本は、実際にはまったくの素人ではなく、2006年に結成しCDデビューもしているロックバンド「THE LUCY Diamond」の元シンガーであったという情報がネット上に流出してしまった。

「関係者は知っていた話でしたが、まさか公になるとは思ってなかった」(前出の関係者)

バンド時代に公表された経歴では「女優をしていた」とも書かれており、バンドのギタリストだった夫、充之さんについては、現在勤務する不動産会社に載せた写真入りプロフィールまでも暴かれてしまった。

「本来、私生活が謎に包まれる一般の主婦となるはずだったところ、ヘタに元タレントを選んでしまったことで夫の顔まで明らかになり、ファンが興醒めしてしまった。慌てて情報番組に昔、洋服屋で働いていたころの写真を出してもらったりして素人感を演出してみたが、効果はなかった」(同)

とはいえ、大きな話題になったことは事実。商品の広告としては成功といえるが……。

「期待していたほどのタレント人気が出ませんでしたからね。
成功すれば続々と2代目、3代目と募集して、大人メンバーだけのチーム結成とか、客も30歳以上だけに絞ったソロライブをやるとかいうプランもあったんですが……」(同)

AKBをウォッチするアイドルライターは「AKBはメンバー同士のライバル感覚がないと盛り上がらない。
まりりは誰のポジションも奪わないと分かっているので、ネット上で各メンバーに見られるアンチすらいない状況」と分析する。

本人は8月末の活動終了を前に、21日からオンエアされるCMでは「もう、やり残したことはありません」と卒業を宣言する予定だが、現時点でこれを惜しむ声はあまりないようだ。