今年上半期のベストセラー1位になった「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」(アスコム)の著者が院長を務める治療院に、違法診療の疑いがあることが週刊文春の取材でわかった。


同書の監修者である鬼木豊氏が理事長、著者であり鍼灸師の資格を持つ槙孝子氏が院長を務める治療院「身心健康堂」は、2010年10月、文京区の御茶ノ水に移転。
少なくとも昨年まで、鍼灸治療の宣伝をホームページで行い、施術の写真も公開していた(7月1日時点で閲覧可能)。

鍼灸は保険の対象となることもあり、役所に施術所としての届け出が必要だが、文京区に確認したところ、身心健康堂は御茶ノ水に移転して以降、届け出を行っていなかった。

厚生労働省医政局医事課によれば、
「施術所の届け出をせずに、鍼灸治療を行うことは、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律に違反します。また鍼灸治療を告知することも保健所の指導の対象になります」。

身心健康堂は、弁護士を通じ次のように回答した。

「現在、当院では鍼灸行為を行っておりません。従って、法律に違反することはないものと思料します」

ただ、身心健康堂(お茶の水)で受けられる治療として、前述のホームページには針灸が記載され、料金表もあった。
現在は行っていなくても、過去に鍼灸治療を行っていれば、違法診療となる。

「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」は95万部を突破し、ふくらはぎ健康法が注目を集めるだけに、鬼木氏、槙氏の今後の対応が注目される。