7月2日に1stアルバム『S×W×A×G』(キングレコード)をリリースする板野友美(22)。 iTunesで先行配信されている収録曲「Crush」のビデオクリップはすでにYouTubeにも公開されているが、このナンバーで板野の披露するRAPが「まったくサマになっていない」と不評である。


ビデオクリップは「デジタルとナチュラルの融合」をテーマにしているそうで、種子島の海をバックに砂浜で歌う板野と、サングラスをかけてクラブらしき場所で踊る彼女の映像が繰り広げられる。
彼女はネット上でアンチが多いことで知られるが、新譜については「溢れる90年代臭とK-POPのダサいとこだけをミックスしたような逸品」「何をやってもちんちくりんだな」というアンチコメントと共に「周りはなんでともちんを笑い者にするようなことばかりすんの!?」「だんだん可哀想になってくる」と、嫌いを通り越して板野のスタッフに怒りを表明する声まである。

2月にリリースされたシングル「little」は浜崎あゆみやレディ・ガガを意識していることが丸わかりの作品だったが、今回は浜崎のみならずあらゆる既視感を刺激する作風でやはりオリジナリティが感じられないことは否めない。
また、アルバムのジャケットも発表されているが、金魚のイラストがあしらわれたそれはどの角度から見ても「おしゃれ」とは言い難いデザインで、なぜこれが採用されたのか疑問の声も上がる始末だ。

「彼女のやりたいようにやらせたらこうなった、ということかもしれませんが、本人に暴走させないで、戦略を立てて売るのがタレントマネジメント。プランニング次第ではまったく別の方向性のタレント像も確立できたはずなのに、このままでは田舎臭いヤンキー街道まっしぐらです」(広告代理店社員)

しかし一方で、板野は現在の方向性で間違っていない、との指摘も。

「彼女がまだAKB48に在籍していた2011年にリリースしたソロデビューシングル『Dear J』は累計売上枚数約22万枚で、他の誰のソロデビュー作よりも売れた。
その後は下降線をたどっているが、5thシングル『little』でも3.5万枚のラインをキープ。
ドサ回りと揶揄されている全国のショッピングモールツアーも想像以上に大入りで、おそらく都心より地方人気の方が高いタレント。こういうタイプは芸能界で長く生き残れる」(業界関係者)

背が低くてモデル体型でないところや、トレンドリーダーという立ち位置のわりに安っぽい格好、ラインストーンによるデコなどを好むところが「地方ウケ」を誘うのだという。
「ちんちくりん」「ダサい」と言われるようなところはむしろ彼女の長所なのだ。

「10代の女の子から見れば『オトナでセレブなお姉さん』なのに等身大、というギャップがあり、強い憧れの対象。
外国の女優やアイドル、モデルは自分とはかけ離れすぎているし、浜崎あゆみは年齢的に上すぎる。
清楚系の女優は化粧や服でゴマかして近付くことも難しいし、盛りメイク次第で誰でもなれそうな読モやキャバ嬢は等身大すぎる。
そういった意味で、ちょうどいいラインが板野なのかもしれません。
そのうえ彼氏はEXILEのフロント。言うことなしですね」(前同)

また、板野といえばデビュー時から驚きの変貌を遂げたことによる「整形疑惑」と根強い「低身長コンプレックス」。
カラコンを入れているとはいえ、顔のサイズと比較して大きすぎる瞳(そして白目)、高く盛り上がった鼻、額、アゴは違和感を覚えざるを得ない。
彼女の身長は154cmで、それを気にしてか常にプラットフォーム部分も6cm以上あるような16cmヒールの靴を愛用しているが、倖田來未や木村カエラも同じ154cmであるにもかかわらず、板野ほど幼児体型の印象は強くない。
板野が憧れてやまない安室奈美恵も身長は158cmとさほど変わらないが、スタイル抜群に見せるファッションプロデュースに長けている。
厚底靴にこだわらずスタイル良く見えるファッションを探れば、さらに可能性は広がりそうである。
気になるのは整形崩れだが、先のことは誰にもわからない。