6月15日に行われた日本代表対コートジボワール戦。


前半16分に本田圭佑のファインゴールで先制点を奪ったが、残り30分を切ったところで失速してしまい、まさかの逆転負けを喫する。

敗因として、ザッケローニ監督の稚拙な選手交代や、香川真司の不調。
大迫勇也や遠藤保仁が試合に入れていなかったことなどが挙げられているが、とあるスポーツライターは本田も試合から消えていたと指摘する。

「前半の本田は悪くなかったし、素晴らしいゴールを決めました。
ただ、後半は明らかに運動量が落ちました。
失点シーンも、本田がボールを奪われたのが発端です。
どこか体にキレがなく、いつものような力強さがありませんでした。
もちろん、本田を交代しづらいのは理解できます。
ならば、トップ下のようなコンタクトの激しい場所ではなく、一列下げても良かったのではないでしょうか?」

とは言え、本田は後半に失速するようなタイプではない。
そう考えると、試合前に囁かれたバゼドウ病の影響は考えられないだろうか? 
同スポーツライターに聞いた。

「確かにバゼドウ病には、疲れやすくなったり、苛々したりと、後半に失速する要因があります。
ただ、本田選手は年末から年始にかけてのタイミングで手術をしたんですよね? 
完治はしているはずですから、バゼドウ病の影響はないと思いますよ。
これが術後1カ月内なら別ですが、半年は経っている。
むしろ、4月にミランで足首を負傷しましたが、そちらの影響の方が大きいかもしれません。
本田が2週間近く休んだことを考えると、けっして軽傷ではない。
実はコートジボワール戦でも、2回ほど激しいファウルチャージを受けているんですよ。
そこから動きが落ちたように思います」

多くのサッカー評論家は、ザッケローニ監督率いる日本代表は本田ありきのチームだと語る。
本田のキープ力があり起点をバイタルエリアに作れる。
そんな本田の失速に伴い失点するというのは、なんともザックジャパンらしい。
日本代表の命運を握るのは、やはり本田のようだ。