小泉進次郎復興政務官が被災地の地元民からキョーレツな「直訴状」を突きつけられた。

地元民のほとんどが反対する巨大防潮堤建設を推進しているものだから、「あなたは現場で何を見ているのか」と痛烈批判を食らったのである。

直訴状にはこんなことが書かれている。


〈拝啓 小泉進次郎様
一時も早い復興をと力を注いで下さいまして本当にありがとうございます。
ただ、申し訳ありませんが、役所の方々のよいしょした意見を行政の方針そのままに進むだけの行動を見るに、このままではあなたは、ただの人気取り国会議員になってしまうのではないでしょうか。
何を聞き、何を感じ、どんなことをしてくれるのか。
期待が大きい分、取り巻きの人間だけの話を見聞きして、それで終わっている姿を憂いを持って見ています〉


直訴状を書いたのは宮城県気仙沼市のお菓子メーカー「パルポー」の社長、小野寺恵喜氏。
直訴状には脱原発を訴え始めた父を見習うべきとの思いもつづられていたが、実際、この直訴状の批判、指摘は当たっている。
問題となっている防潮堤(気仙沼市)は高さ14.7メートル、事業費は230億円に及ぶが、住民は高台移転をするため、人が住まない農地を守るために巨額の税金をつぎ込むようなものなのだ。

そのため、今月24日に仙台で開かれたシンポジウムでは安倍首相の昭恵夫人も登場。
「若い人が『海が見えない所は嫌だ』と出ていってしまう」と見直しを訴えたし、その際、安倍首相もビデオメッセージで「環境保全や景観などを考える必要がある」なんて言っていた。

ま、安倍の場合は口だけで、だったら見直しを指示すればいいのに、地元の自民党はガンガン、事業を進めている。
国が地元に丸投げで、本人や親戚が防潮堤の地権者の地元市議などが旗を振り、村井嘉浩知事は見せかけの住民合意で防潮堤建設に邁進(まいしん)しているからだ。

それじゃあ、進次郎の役割はというと、
「気仙沼に来られた時、高齢者の皆さんから『防潮堤を造って欲しい』との要望書を渡され、『早く皆さんの期待に応えられるよう頑張ります』と話している。
その姿がテレビ報道にバッチリ映っているのです。
そのため、建設推進派は『小泉さんの力』と喜んでいます」(小野寺氏)

もっとしっかり見ろよ、と言われるわけだ。