先月、約15年間に渡って活躍してきたファッション誌「sweet」(宝島社)から卒業することを表明し、同月26日に創刊された40代女性向けファッション誌「otona MUSE(オトナミューズ)」(同)のメインモデルを務めることを発表したモデルの梨花(40)。そんな彼女に突如引退説が浮上しており、ネット上を騒がせている。


事の発端は、18日に更新された彼女のブログ。
その中で彼女は、「女性として母親としてそしてモデルとして、今までとはまた違った想いや理想が膨らんできた」「今までのようにはいかない事もある」といった意味深な記述をしており、加えて最近のインタビューや自身のTwitterでも「まだモデルを続けられるのなら、これからは何を伝えていけるのかな? って、すごく考えた」「最近感じる人生リセットな時」など、今後について吐露することが多かったことから、今回の引退説につながったようだ。

さらに、来月28日に22年間のモデル人生を振り返るスペシャルブック『NO.22』(SDP)を発売する梨花。
300ページを超えるボリュームで、93年のモデルデビューから現在までに撮影された1万点以上のカットから選りすぐりのものを掲載するという気合いの入った内容になっていることから、件の引退説がより信憑性を増しているとの見方もある。
なお、彼女は来月21日に41歳の誕生日を迎えるため、節目としてこれまでと大きく違う試みに着手する可能性もなくはないだろう。

このことについてネットからは「子育てに専念するのもいいかもね」「まだ全然いけるはずなのにもったいない」「稼ぎまくったんだからもういいよ」「最近痛々しいから引退するのが正解」とさまざまな声が上がっており、賛否両論を呼んでいる。

梨花といえば、モデルとしてファッション誌などで活動しながらも、05年あたりからバラエティ番組でよく見かけるようになり、05年から07年までは先日放送を終了した『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の火曜レギュラーを務めていた。
そして、06年まで準レギュラーとして出演していた『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、モデルであるにもかかわらず自慢のEカップを使ったギャグを披露し、女芸人のようなポジションになっていたこともある。

しかし、MCを務めていた『週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー』(日本テレビ系)を11年に卒業した後はモデル活動に力を入れるようになり、CM以外のテレビ出演はほとんどなくなっていた。

近年では、20代から40代の幅広い年齢層の女性の憧れのモデルとして名前が挙がるようになり、12年には代官山に自身がプロデュースを手がけるライフスタイルショップ「MAISON DE REEFUR」をオープンさせるなど、もっぱら同性ウケを狙った活動が目立っている。
同ショップのHPによると、商品はサンダルが29,160円、タンブラーが3,780円、アイシングクッキーが1枚1,404円と、決して安くはない値段設定ながらも月の売り上げは1億を超えるという話もあり、この数字は梨花の影響力がどれほどのものであるかを物語っているだろう。

バラエティ番組に出ていた頃からは想像もつかない形で成功を収めている現在の梨花だが、最近ではその容姿に“劣化”が叫ばれたこともある。
先日、「otona MUSE(オトナミューズ)」の創刊セレモニーに出席した際には、同席したモデルの佐田真由美(36)や同じくモデルのSHIHO(37)との違いが歴然だという声が聞かれ、「雑誌の時と全然違う」「修正しないとこんなもんか」という厳しい意見が相次ぐ事態になっていた。そんな彼女が、本当に引退する可能性はあるのだろうか。

「来月発売される『NO.22』の宣伝である可能性が大きいのではないでしょうか。
アメリカと日本での撮り下ろしと過去作品1万点からのセレクトショットで300ページ以上のボリュームと、かなりお金と時間がかかった作品になっていますから、とにかく発売前から自分に注目を集めておきたいのかもしれませんね。
お値段も3000円超えと強気な値段ですし、これを機に“梨花ブランド”がどこまで通用するか模索しようとしているのでは…。
先月『otona MUSE(オトナミューズ)』のメインモデルを務めることがわかったばかりで、彼女自身もTwitterで『MUSEで始める連載も楽しみ』とつぶやいていますから、表舞台から姿を消すことはないはずです。
彼女がプロデュースするショップは値段が高いという声はあっても実際売り上げは好調なようですし、今回の本もヒットするかもしれませんね」(芸能関係者)

梨花と同じく、女性をターゲットにした活動をメインにしているといえばタレントの紗栄子(27)がいるが、彼女が昨年12月に発売した写真集は、累計販売数が11万部突破という異例のヒットになっている。
その写真集よりも1000円以上高い、今回の梨花のスペシャルブックの売れ行きはどうなるのだろうか。
そして、引退説の真偽が判明するであろう、発売後の彼女の動向に注目したい。