歌手、赤西仁(29)が2月末日で所属していたジャニーズ事務所を退所していたことが1日、分かった。

サンケイスポーツの取材に同事務所が「契約満了に伴い、契約を更新しないことで双方が合意した」と認めた。

赤西は、2010年7月に6人組(当時)グループのKAT-TUNを脱退、12年2月には女優の黒木メイサ(25)と事務所に事後報告で結婚するなど、自由奔放な言動や行動で物議を醸してきた。もともと米国を中心とした海外での活動志向が強く、国内活動を重視する事務所側と方向性の違いが大きくなったことが原因とみられる。

06年3月にKAT-TUNのメンバーとしてデビューするも、同10月から07年4月にかけて米国に語学留学し、芸能活動を休んだこともあった。
10年7月のグループ脱退は自ら「方向性の違い」と説明しており、得意の英語をいかしてソロで米ツアーを展開するなど精力的に活動してきた。

しかし、事後報告となった黒木との“でき婚”が問題になり、12年4~5月の全国ツアーがキャンセルに。
昨年は新曲2曲とアルバムを発売したが、結婚騒動の影響もあって活動は限定的で、昨秋ごろから赤西側の申し出により事務所と話し合いを重ねる中で自由な活動を選んだようだ。

所属レコード会社のワーナーミュージック・ジャパンは、4月にライブDVDを発売する以外の活動は未定とした上で、「今後の契約については何も申し上げることができない」とコメント。

KAT-TUNの同僚では、田中聖(28)が「度重なるルール違反があった」との理由で、昨年9月末に事務所との契約を解除されている。