ミキママはどこへ行くのか。


ソチ五輪代表最終選考会を兼ねた「全日本フィギュアスケート選手権」最終日(23日、さいたまスーパーアリーナ)の女子フリーで、4月に女児を出産した安藤美姫(26=新横浜プリンスクラブ)は106・25点、合計171・12点で7位に沈み、ソチ出場を果たせなかった。
試合後は「今日で最後だと思う。次はコーチになりたい」と引退宣言を発したが…そこはお騒がせ女王。
早くも再びリンクに復帰する可能性が複数の関係者から指摘されているのだ。

会場の大歓声に迎え入れられ大一番に臨んだ安藤は、冒頭で女子では最高難度の3回転ルッツ―3回転ループに果敢に挑戦。
2つ目が2回転になったものの、元祖天才ジャンパーの意地は見せた。
その後はジャンプの失敗があり、得点を伸ばせず。
それでも「やりきった思いがあるので、選手としては気持ちよく終われたので良かったと思う。
17年間のスケート人生のなかで、今日が一番うれしい」と納得の表情。
「試合もないと思うので、(競技者としては)今日で最後です。今後はコーチになりたい。
子供に夢を与えられるような人になりたい」と引退を表明した。

4月に未婚のまま女児を出産。
7月にテレビ朝日系「報道ステーション」で衝撃の告白をし、日本中を仰天させた。
父親の名前は現在まで明かしておらず大きな注目を集めてきたが、「今季限りで引退」は当初からの既定路線。
だが、そこは世間を何度もあっと言わせてきた“ミキティ劇場”だ。早くも「安藤はまた復帰してくるのでは」という仰天情報が飛び交っている。

安藤に近いフィギュア関係者がこう力説する。「4月に出産してここまで戻るだけでも驚異的。
練習する時間がもっとあれば、さらにすごい選手になれる。
本人だって手応えを感じているし、試合後に引退のようなことを言ったとしても、本心ではもっとやりたい気持ちはあるはずですし、できます」

確かに、出産を経て復帰した当初は不安定な滑りで「全日本出場すら無理では」との声が多かったが、短期間でトップ選手と競えるまでに戻した。
このあたりは「才能の塊」と呼ばれるゆえんだ。
もともと、これまでも発言や考え方が「時期」と「気分」により大きく変わってきたタイプ。
この先一時休養し、国内外でアイスショー出演などの活動をしていくなかで「また試合に出たい、と思うようになるのは十分あり得る」(別のフィギュア関係者)。

また、次の目標に掲げたコーチ業への転身もそう簡単なことではない。
安藤は何度も日本スケート連盟との場外バトルで話題になった。

「安藤選手はこれまでの経緯で(世間から)いい印象を持たれていない部分もある。
親御さんたちに他のコーチではなく『安藤さんに子供を預けたい』と思ってもらうようになるのは、そう容易ではないでしょう」(あるフィギュアコーチ)。
子供に夢を与えるより、選手として自由気ままに活動するほうが、安藤には合っていると言えよう。

良くも悪くも話題の中心。
ミキママは今後の人生も「マイ・ウェイ」を貫いていくことだけは間違いない。