ジャニーズの人気グループKAT-TUNの田中聖が、素行不良のため9月末をもって所属するジャニーズ事務所から専属契約を解除され、同グループを脱退していたことがわかった。


同事務所はFAXで「度重なる事務所のルール違反行為があったことから、この度、当事務所は9月30日付にてKAT-TUNの田中聖との専属契約を解除いたしました」と報告。
「田中の脱退後も、KAT-TUNは他のメンバー4名で活動していきますので、ファンの皆様にはこれまで通りのご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます」と説明した。

今年1月から事務所に無断で都内で会員制のバーを経営していたことや、下半身を露出した自身のプライベート写真が一部雑誌に掲載されたこと、タトゥーを体に入れていたことなど、素行面が問題視されたようだ。

ジャニーズ事務所所属のタレントが退社ではなく契約解除の処分を科せられたのは、2007年10月に元・光GENJIの赤坂晃が覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されたとき以来。
このときは、事の重大さを重く受け止め、「解雇」という表現を使用した。
今回の田中の行為には事件性こそないものの、事実上の解雇に当たる極めて重い処分だ。

テレビ関係者は「田中本人は芸能活動を続けたいようだが、間違いなく“干される”ことになる。
ジャニーズが出演する歌番組に出られないのは当然として、これだけの発表をされては、どこの局も手を出しづらい」と語る。

一方で、田中の“クビ宣告”を武器に変えようとしているのが、あのお笑い芸人だ。

「田中さんは、来年3月公開の映画『サンブンノイチ』に出演しているんです。
監督はお笑いコンビ『品川庄司』の品川ヒロシ。“飛んで火に入る夏の虫”とは、まさにこのこと。
舞台挨拶には田中さんも登壇予定で、大勢のマスコミが集まることは確実ですよ」(映画関係者)

聞けば、配給元の角川映画も、田中の契約解除は報道を見て知ったとか。
別の映画関係者は「すぐにスタッフ間で対応が協議されましたが、予定通り公開ということになりました。スタッフは悲壮感より、『オイシイな』という表情(笑)。宣伝費が浮くことは間違いありませんからね」と語る。

ジャニーズの“妨害活動”が予想されるものの、無事公開となれば話題となること必至だ。