国際オリンピック委員会(IOC)は7日夕(日本時間8日早朝)にブエノスアイレスで開いた総会で、2020年の第32回夏季オリンピック大会の開催都市に東京を選んだ。


IOC委員による最終投票の結果は東京が60票、イスタンブールが36票、棄権1だった。

東京開催は1964年の第18回大会以来56年ぶりで、アジアでは初めて夏季2度目の開催となる。東京は16年五輪の招致はならなかったが、前回の雪辱を果たした。

現地で日本時間午前3時45分から行われたIOC委員による投票では、過半数には届かなかったものの、東京が42票で1位だった。
次点でマドリードとイスタンブールが26票で同数だったため、再度両都市の間で投票が行われ、49票のイスタンブール(マドリードは45票)が東京との最終投票に臨んでいた。



>>幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体


竹田恒和・東京招致委理事長の話
「この喜びを何年も待っていた。開催が決まり光栄。汚染水の問題は心配したが、総理がきちんと説明した。
国民の皆さんに応援していただいたおかげでこういう結果になったのをうれしく思う」


東京都の猪瀬直樹知事の話
「五輪が来ると、みんなが元気になる。希望をつくることができた。(うまくいったのは)チームワーク。
いろんな日本の全ての力が結集した成果が今回の招致の成功だと思う」


安倍晋三首相の話
「本当にうれしい。国民の皆さんと共に喜びを分かち合いたい。
五輪を成功させることが期待と声援に応えることになる。確実に安全な五輪を提供できるという訴えが伝わった」