あってはならない不祥事が起きた。

大手運送業者のヤマト運輸は8月29日、愛知主管支店(愛知県長久手市)が契約している協力会社のドライバーが、客から預かった宅配便75個とメール便約50通を、日本海に投棄したことを明らかにした。

同社によると、このドライバーは富山方面の配達を担当していた40代の男性。
愛知から富山方面の業務に向かった際、大阪、兵庫方面行きの荷物を誤って積んでしまい、それらを海に捨てたというのだ。



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ドライバーは8月15日深夜、同社から請け負った業務のため、富山方面行きの荷物と、誤って積んだ担当外の関西方面行きの荷物を載せて、富山に向けて出発したが、16日になって誤って積んだことに気付いた。
富山での業務を終えた16日深夜、ドライバーは協力会社の業務で新潟に向かう途中の6カ所で、担当外の関西方面への荷物を日本海に捨てたという。

荷主に対して、同社は謝罪しているが、一部のメール便の荷主が特定できておらず、心当たりがある荷主からの連絡を受け付けている状況。
同社では「2度とこのような事案を発生させないよう、社員教育、協力会社教育の徹底など、全社一丸となって再発防止に取り組みます」と謝罪している。

これまで、同社では業務委託をしているメール便配達員が、未配達の荷物を廃棄するケースは度々起きているが、こと宅配便を捨てた例はまれ。
担当外の荷物とはいえ、このドライバーの無責任さにはあきれるばかり。

最大手の宅配便業者だけに、業務委託のあり方、その教育を徹底しなければ、その信頼に傷がつきかねないだろう。