最終回まで残り1カ月。いよいよラストスパートをかける『あまちゃん』(NHK)だが、9月2日から放送される第23週「おら、みんなに会いでぇ!」では、いよいよあのシーンが描かれる。


発表されている第23週のあらすじはこうだ(ネタバレあり)。

アキ(能年玲奈)にとって念願だったGMTとの初ライブの前日、2011年3月11日に東日本大震災が発生。ライブは延期となり、アキの初主演映画『潮騒のメモリー』も海を扱った作品であるため、公開1週間で打ち切りに。

北三陸市も津波の被害を受け、大吉(杉本哲太)を中心に北三陸鉄道の復旧が始まる。
そんな中、アキが出演する子ども番組『見つけてこわそう』がタイトルを変え、放送を再開。
アイドルとしての仕事を必死で続けるアキだったが、震災から3カ月後、ついに北三陸へ帰ることを決意。
できることから始めようと、壊滅的な被害を受けた「海女カフェ」の再建に立ち上がる……。

同作のナレーションは、東京編開始を境に祖母の夏(宮本信子)から孫のアキへと引き継がれたが、この週から別の人物に引き継がれることが発表されている。
制作サイドがかねてから「3世代の物語」とうたっているところから察すると、小泉今日子演じる母・春子と予想するのが自然だろう。



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いずれ震災が描かれることは、番組開始前から発表されていた。
しかし、いざ放送が近づくと、ネット上は「お願い! 全員、無事でいてけろ!」「悲しそうなアキちゃんは見たくない」「あ~、見たくないけど、見たい!」といった書き込みであふれ、ファンの落ち着かない様子が伝わってくる。

また、以前からドラマファンの間では、震災後の展開の予想合戦が繰り広げられていた。
「夏ばっぱが津波に流され、アキが後を継いで立派な海女になる」「行方不明となった安部ちゃん(片桐はいり)が、最終回でまめぶカーに乗って戻ってくる」「復興のため、GMTが『海女カフェ』を拠点として活動を開始。北三陸が全国的に知れわたり、海女志望者が殺到する」「アキと種市先輩(福士蒼汰)の子ども“フユ”が産まれる」などさまざま。

現在は、公開されている数少ない第23週のスチール写真などから、東京でのアキのライブを見るために北三陸鉄道に乗ったユイ(橋本愛)と、吉田(荒川良々)が行方不明に。ユイは無事だったが、吉田は……というような予想をする人が目立つ。

「NHKが小出しにする情報を元に、先の展開を予想するのも『あまちゃん』の楽しみ方の一つ。
居酒屋などにファンが集う『あまちゃんオフ会』もあちこちで開かれ、最近は『見つけてこわそう』が震災後、どんなタイトルになるか? といった話で朝まで盛り上がっているそうです。
後半になるにつれ、じわじわと視聴率が上がっている同作ですが、震災が描かれる第23週はさらなる上昇が期待されています」(テレビ誌ライター)

同作の舞台となっている岩手県久慈市は、実際に大きな津波被害にあった場所。
ついに宮藤官九郎が描く震災が提示されることで、オープニングの美しい海岸や、小袖海岸の堤防を疾走するアキの姿が、また違ったものに見えてくるのかもしれない。