ミスタードーナツが提供しているポイントサービスが、9月末に終了する予定となっている。
Twitterやネット掲示板などでは「せっかくためてたのに」「ショック」「マジかよ」などと、サービス終了を嘆く書き込みが見られている。

同サービスは2006年12月、顧客サービスの一環で導入された。
ドーナツ等を100円買い上げるごとに3ポイント貯まり、ポイント分のグッズやドリンク、ドーナツと交換できる。
有効期限はカード発行から1年間だ。

カードの新規発行や更新は9月30日で打ち切られる。
その後の有効期限までグッズやドーナツと交換できるほか、残った端数のポイントは1ポイント=1円として支払いに利用できる。

ミスタードーナツ側に確認したところ、サービス終了の理由は「有効期限が1年間であったため、ポイントを使い切れないという声が多く、その点を改善するため」(広報室)とのこと。
再び同様のポイントサービスを導入するかは不確定だが、来期以降にも「お客様が満足できる新たなサービスを検討している」(同)という。
次のサービス導入まで期間が空くことについては、「カードの有効期限まで複数のサービスが混在することを避けたかった」(同)とのことだ。

>>これを機に手作りドーナツに挑戦してみれば?

ミスタードーナツを運営するダスキンは今年11月に創業50周年を迎えるため、清掃用具レンタル事業の大規模キャンペーンを実施している。
この清掃用具レンタル事業が前13年3月期、販促費削減などで前期比営業増益となったのに比べ、ミスタードーナツ事業については、競争激化に伴う顧客離れなどもあり、営業減益に陥っている。

すでに新たな油や砂糖の投入による定番品の改良に取り組んでおり、今後は未開拓の都心オフィス出店などでテコ入れを図る予定。
終了するポイントサービス後の「新たなサービス」も、顧客獲得には重要なカギとなりそうだ。