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4週連続で平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)超えを達成し話題のドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)。
これは2008年の『ごくせん』(日本テレビ系)以来の快挙となるが、一方で視聴者の評判が急激に下がっているという。

確かに、ドラマウォッチャーらの感想を見ても、「面白い」という感想よりも、「急激につまらなくなってきた」「飽きた」というマイナスの意見が圧倒的に多く、
視聴率と評判が反する不思議な現状となっている。

また、東野圭吾が手掛ける原作ファンからの評判も高くはなく、ドラマならではの脚色に難色を示す人が多いという。

特に田辺誠一がゲスト出演した第4話(6日放送分)に関して、被害者の殺され方が原作の「撲殺」から「一酸化炭素中毒」に変わっていた点などに違和感を覚えたファンが多く、
「勝手に原作変えるな!」「陳腐な脚本にしないでほしかった」といった意見のほか、
主演の福山雅治が事件解決の糸口を見つけた際、一心不乱に方程式を書く演出に
「4話は、地面に方程式書くほどの物理じゃなかった。つーか、そもそも原作じゃ地面に方程式なんか書かないし!」と批判が相次いだ。

「視聴率の悪さに反して、評価が高いドラマは最近たくさんありましたが、ここまで反比例したような作品は珍しいですね。
また、吉高由里子さんが嫌味な刑事役にハマッているせいか、『見てるとムカツク』という女性視聴者は多いようですね。
ついつい毎週見てしまう要因として、『福山雅治がいるだけで画(え)が持つ』というのは大きいと思います」(テレビ誌ライター)

現在、民放ドラマで1人勝ち状態の『ガリレオ』。
そろそろ天才物理学者に飽き始めた視聴者の心を引き戻す工夫が、求められているのかもしれない。