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芸能人都市伝説
これは異変なのか――。

ビデオリサーチ社が年2回実施する「テレビタレントイメージ調査」が3月25日に発表されたのだが、男性の“ベスト10”にジャニーズ事務所のタレントが誰一人として入らなかったのだ。

1位は3回連続で阿部寛。以下、明石家さんま、イチローの順。
ちなみに女性は、綾瀬はるか、浅田真央、天海祐希という並びになっている。

「意外でしょうが、前回も“嵐”の相葉雅紀が10位に入ったのがジャニーズの最高順位。
相葉は“癒し系”と評され、主婦ら幅広い層から支持される人気者。
その相葉も今回は16位に陥落。
その次は“SMAP”の香取慎吾ですが、25位。
木村拓哉は前回の50位から圏外に去っています」(テレビ雑誌記者)

かつては女性誌『an・an』恒例の「好きな男」アンケートで“V15”を達成したキムタクも面目丸潰れだ。

「今回、ジャニーズに気を使ってか、スポーツ紙などはほとんど報じていませんが、81回目になるこの調査は、広告業界ではキャスティングの基礎データになっています。
10歳から69歳までの男女に知名度・人気度・イメージ評価の観点からスポーツ選手も含めて選ばせるため、特定の層ではなく“一般”に人気があるタレントが分かるのです」(広告代理店スタッフ)

選ばれるにはそれなりの理由があるという。

「露出の多さよりも質が大事。
阿部は映画“テルマエ・ロマエ”のヒットが大きかった。
さんまは数多くのバラエティーのMCとして高視聴率を上げているようにすべてで文句なし。
お笑いの“タカアンドトシ”がコンビとして10位に入ったのは、最近の人気、活躍が支持された結果でしょう」(テレビ関係者)

ジャニーズのテレビ露出度は群を抜くが、「突出して評判になる番組が少ない」と芸能デスクは言う。

「ジャニーズはグループとしてのイメージが強く、木村拓哉もSMAPのメンバーとしてなら支持されるが、個人では弱いと言われています。
“AKB48”も、今回の調査では20位内に誰も入っていないように“AKB”の肩書がない個人だと、支持率が下がるのと似ています」

解散説が流れて久しいSMAPが、なかなか解散しない一因なのかもしれない。