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JYJ (JUNSU/YUCHUN/JEJUNG)
今年1月、東京地裁においてエイベックスとの裁判に勝訴した(エイベックスは即控訴)JYJは、
早速4月2~4日に東京ドームでコンサートを開催すると発表した。

韓国と日本を繋ぐ、ソンユジュンという芸能プロデューサーのTwitterでは
「JYJ東京ドームコンサートの広告は、明日、全面広告日刊スポーツ、読売新聞、朝日新聞、渋谷ビジョン7ヵ所6000回、大阪ビジョン、10tトラック(渋谷、新宿、表参道)が回ります!」などと伝え、
今までになく大きなプロモーション活動を行っている。

勝訴したとはいえ、エイベックスとの裁判をまだ残しているにもかかわらず、
ここまで活発なPRに出てこられたことには訳があるという。

「エイベックスとの関係悪化を恐れて、及び腰になっている芸能関係者は多いことは事実ですが、
今回のJYJには大手広告会社『D』の関連会社がバックに付いています。
エイベックスとの関係が浅からぬ『D』にとって、表立ってJYJをバックアップすることは控えていますが、
しかし、関連会社なら良いだろうという判断なのでは」(芸能関係者)



また、別の芸能ライターはこう話す。

「JYJはこの東京ドームコンサートが成功したら、25日と26日にも追加公演をやろうとしていると聞きます。
さらに、名古屋、大阪などでも公演の予定があるとか。事実上の全国ツアーとなりますね」

4月27日より、ユンホとチャンミンの東方神起は、日本で5大ドームツアーを敢行するが、JYJもこの偉業を達成しようと躍起になっているそうだ。
しかし、エイベックスや韓国の元所属事務所であるSMエンターテインメントは怒り心頭だとも。

「それでも、表立って妨害をすることはできないでしょう。
なにしろ、東京地裁の第一審判決は、事実上のエイベックス全面敗訴ですから、
今までのように関係各社に『JYJと仕事をしないでくれ』という内容証明を送ることはできないですから」(前出の芸能関係者)

こういった矢継ぎ早のJYJの日本活動復活に対して、ファンが狂喜しているのはもちろんだが、
慎重に事態を見ている向きもある。

「うれしいことはもちろんそうなのですが、今までのことを考えると……。
いつ何時またトラブルが発生して、がっかりすることが起きるとも限らない。
だから、片一方の頭と心では、冷静にしていようと思っています」(長年のJYJファン)

この言葉の通り、エイベックスとSMエンターテインメントが、JYJの活動再開を喜んでいるわけはなく、
最後までどうなるかはわからない。

「韓国でのJYJの所属事務所であるC-JeSエンターテインメントとJYJの個々人の関係は、昨年から微妙なことになっているようで、
驚いたことに、今回のコンサートも初め、C-JeSエンターテインメントの代表であるペク・チャンジュ氏の外で進められたと聞きます。
ソンユジュン氏がC-JeS社の大株主と話を強引に進めていったのです。
結果が良ければ、ペク氏にも利益になるでしょうが、韓国側も一枚岩ではないということでしょう」(前出の芸能関係者)

JYJが日本において完全復活を果たすと、どのような結果を残すのだろうか。
ある大手女性誌編集者によれば、「部数増のための『鉄板』アーティストは、今やジャニーズの嵐と東方神起だけと言っていい。
そこにJYJが復活するわけで、弊誌としてももちろん大きく扱いたい気持ちはやまやまです。
でも、エイベックスさんとの関係を考えれば、とても悩ましいことになってしまいます」。

このような芸能“村”の構造の中、JYJは船出を果たそうとしている。
今後どうなっていくのか、目が離せない。