【送料無料】【新春_ポイント2倍】空に向かって増補版 [ 安藤美姫 ]
空に向かって
いよいよ、ミキティーの逆襲が始まる──。
日本スケート連盟(JSF)の強化選手指定を辞退し、今月1日付で所属先のトヨタを退社した安藤美姫(25)。
一部報道では、“迷走”とも報じられたが、実は“宣戦布告”だったのだ。

07年、11年と世界選手権女王に輝いた安藤が、日本スケート連盟に対して不信感を抱いたのは、昨夏のことだったという。スポーツ紙デスクが話す。

「母親のアドバイスもあり、恋愛関係にあったニコライ・モロゾフ元コーチとの関係を解消した安藤は、昨年5月、国際スケート連盟(ISU)にグランプリシリーズ(GP)出場のために、前季の欠場選手に課せられる誓約書を提出し、新コーチを探していた。
しかし、宿敵キム・ヨナの元コーチのブライアン・オーサーといった名伯楽との交渉は難航を極め、行き詰まってしまった。
通常ならここでJSFがフォローに入るもの。
コーチが決定せずGP不出場となれば、ペナルティが科せられ、元クイーンに汚点を残すことになってしまうからです」

しかし、その結果が最悪の“GPドタキャン騒動”だった。

スポーツライターが裏事情を解説する。

「JSFとしては、気まぐれ娘の安藤がお荷物的な存在で、早く引退してほしいとさえ思っている。
浅田真央や村上佳菜子に対する手厚い待遇から見ても、その差は歴然としていた。
先のGPファイナルでは、男子の高橋大輔と小塚崇彦に比べて、優勝の羽生結弦が冷遇されていたのに似てる。
彼の母親は試合会場でスタッフパスを用意してもらえなくて、控え室でポツンと寂しそうだったね」

そんなJSFの偏った対応ぶりが、昨年12月6日に露呈していたという。

前出のスポーツライターが続ける。

「ISUのチンクアンタ会長が、GPファイナル会場で、安藤から直訴の手紙を受け取ったことを明かした。
英文で真相がつづられ、反省とともに寛容な処分を望む内容だったそうです。
会長は『世界女王として毅然としていて、欠場した選手のお手本となるようなもので感銘を受けた』とまで話していた。
ただ、コーチ不在という理由がJSFからの報告と違っていたようで、『これはISUではなく、JSFに渡すべきもの』と両者の関係に冷ややかでした。
結局、安藤への処分はうやむやのままで、来季のGP出場は絶望的です」

みずからISUに直訴したことからも、安藤の不退転の決意が伝わってくる。

前出のデスクが話す。

「昨季のGP断念の時点で、安藤はJSFの特別強化選手を辞退し、ソチ五輪までの契約延長を打診していたトヨタにも退社の意向を伝えた。
これはなみなみならぬ覚悟の表れです。
国際大会に出場できず、強化費はなく、国内の練習場の使用も制限され、所属先も失うのですからね。
それでも直訴の手紙をしたため、大会出場に一縷の望みを託し、現役続行にこだわったのは、JSFを見返したい思いが強いからでしょう。
“練習嫌いの天才”は、昨年暮れにトリノ五輪銀メダリストで、若手の有望な振付師ステファン・ランビエールと交渉していた。
一発勝負の舞台となる12月の『全日本選手権』に向け、海外で調整する青写真のようです。JSFがひいきする宿敵・真央を破って優勝し、“引退の花道は自分で飾る”という意地が伝わってきます」

ミキティーの“怨念逆襲”は成就するのか。