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頑固論石川遼
米ツアーシード権を手にした石川遼(21)に、スポンサー契約を結んでいたパナソニックが12月13日、“契約打ち切り”を通告。
同社は「5年間にわたってサポートしてきたが、トッププレーヤーとして揺るぎない地位を築いており、当社の初期の目的は果たした」としているが、来季の主戦が米国となる石川にとっては不安だらけだ。

ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏が言う。
「石川の場合、プレースタイルでいまだ試行錯誤。
試合中もマッチメークに集中するのではなく、スイングのことばかりに頭がいっている状態ですから、早く“これぞ”というスイングを見つけないとやっていけない。
それには、米国で一流のコーチを付け、二人三脚でやれる体制を作るべきです。
宮里藍は米国進出して3年間結果を出せませんでしたが、ピア・ニールセンコーチについてから、ようやく成績を残せるようになった。彼女を見習うべきですよ」

宮里も石川も、“ステージパパ”である父親があれこれしゃしゃり出ることで知られる。
「父親はゴルフの素人なんだから、この際、手を引いてマネジメント業務に徹するべきなんです。
米国で成績を残せるかどうかは、“親離れ”できるかにかかっている」(スポーツ紙記者)

石川はパナソニックの他、アパレル契約を結んでいたナイキとも契約打ち切りの憂き目に。
「その他、日本コカコーラ、日本マクドナルドもスポンサーから撤退する方向で調整中。
もはや、国内でチヤホヤしてくれる企業はなくなるということです」(スポーツ紙記者)

それだけに、米国進出は正念場なのだ。
「再来年のシード権の獲得などと低レベルなところに目標を設定するのではなく、何としても1勝を挙げるという高い次元で勝負してほしい。
それぐらいの覚悟でないと、結果を出すことはできない。
日本のゴルフの底上げをするには、まず石川が米国で結果を残すこと。
そのためにも頑張ってほしい」(前出・菅野氏)

まず再スタートは“父離れ”だ。

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