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英国王位継承順位第3位にあるヘンリー王子のロイヤルな全裸写真が流出し、1週間がたとうとしている。

8月17日、休暇で訪れたラスベガスMGMグランドホテルのバーでナンパした女性たちをVIP用スイートルームに招き入れたヘンリー王子。旅の恥はかき捨てとばかりに、オールヌードでどんちゃん騒ぎを楽しんだのだが、その様子を撮影した2枚の写真が、21日、米芸能ゴシップサイト「TMZ」に掲載されてしまった。
1枚はイチモツを両手で隠している姿、もう1枚は同じく全裸になっている女性に後ろから抱きついている姿で、行為の最中を写したのではという声も上がっている。
写真には王子の横顔しか写っていないが、鼻や顎などのラインや背格好、ネックレスから本人であることは明らか。
王室報道担当官も22日に「王子であることを否定しない」との声明を発表し、本人であることをあっさりと認めた。

米芸能ゴシップサイト「RadarOnline」によると、陸軍少尉でもあるヘンリー王子は、アフガニスタンに派遣されることが決まっており、その前に友人たちと楽しいひと時を送ろうとラスベガスを訪れたとのこと。
「女性とは一夜限りの関係しか持たない男」として認知されているロンドン五輪の競泳金メダリスト、ライアン・ロクテとナイトクラブに繰り出したり、プールで美女と談話したり、カジノに興じたりと、実に楽しい時間を過ごしたようだ。
常にボディガードがいたため、ハメを外して女性と全裸でいちゃつく姿を撮影されても気に留めなかったようだが、信頼していたボディガードはまったく使い物にならず、写真撮影を容認していたという。
なお、流出後、王子はファンから写真を撮られることを極端に嫌がるようになってしまったとも伝えられている。

英国に戻った王子は、エリザベス女王と父親であるチャールズ皇太子にたっぷりとお灸を据えられ、29日に開催されるロンドン・パラリンピック前に、正式な謝罪声明を発表するものとみられている。

ヘンリー王子は11歳の時に飲酒、喫煙を始め、14歳でアルコール依存症になったとウワサされている。
17歳でマリファナ吸引騒動を起こし、高校卒業試験ではカンニング疑惑がもたれた。
2004年にはパパラッチと乱闘騒ぎになり、05年にはナチスのコスプレをしたことで、09年には人種差別の言葉を吐いた動画が流出して、大きな批難を浴びた。
優等生の兄・ウィリアム王子と対照的だが、ヘンリー王子には人を惹きつける不思議な魅力があり、国民からは人気がある。今回の全裸写真騒動も、「独身なのだし、いいじゃないか」「犯罪ではないのだし、このような写真を撮ることは無粋だ」という意見が多いようだ。

王子の全裸写真を紙面いっぱいに掲載した英国最大の大衆紙「SUN」には、「プライバシーの侵害では」という読者からの批難が殺到。
メディア王のルパート・マードックも、「ヘンリー王子のことを話題にするのは、もうよそうじゃないか。
王子は公共の給与を得ているかもしれないが、国民は彼のことが大好きなんだ。
ラスベガスのことだって、いいと思っているさ」とツイートとし、これ以上、王子をさらし者にするのはやめようと呼び掛け、多くの賛同を得ている。

しかし、王室のないアメリカでは事の重大さがいまいち理解できないのか、まだまだこのネタを楽しもうとしている。

この手のセックス・スキャンダルが大好物の米大手ポルノ制作会社ビビッド・エンターテインメントのスティーブン・ハーシュ社長は、今回のスキャンダルを王子主演でポルノ化する企画を立て、英王室に出演オファーの手紙を送付。

手紙は、
「先日流出した王子のラスベガスでの戯れ写真を拝見し、楽しませていただくと共に、大変満足しました。
残念ながら、ラスベガスで起こったことを秘密にするのは難しいことなのです」
という出だしで始まり、
「我々は、貴方が正真正銘の最高にクールな王子になれる機会を作りました。
楽しく、セクシーで、莫大な予算をかけた成人映画『The Trouble with Harry』に出演するのです!」
と言葉巧みに誘惑。

続けて、
「撮影は、王子が指定する場所で行うことが可能です。
貴方のエキサイティングなロイヤル・ワールドと、我々の美女たちが提供するスリリングな世界を、ぜひ融合させましょう!
 もちろん、“リトル・ヘンリー”くんにも登場してもらうことになりますが、きちんとした筋書のもとセックスシーンを撮影いたしますので、王子の“王冠の宝石”が過小評価されることは決してございません。お約束いたします」と説明。
“リトル・ヘンリー”と“王冠の宝石”は、ヘンリー王子のイチモツを意味する言葉であり、際どいセックスシーンも撮影する気満々であることを伝えている。

そして、「この1作品への出演料として、1,000万ドル(約8億円)をお支払いいたします。Prince's Trustにとって、とてもよいことではないでしょうか。あくまでもご提案ですが」という文章で手紙を締めている。
このPrince's Trustとは、チャールズ皇太子が後援するイギリスの王室の慈善活動を行う団体のことであり、完全になめきっているとしか思えないのだが、社長は大真面目なのだと伝えられている。

ヘンリー王子だが、ラスベガスでハメを外したことを後悔し、深く反省しているとのこと。
ポルノ映画に出る可能性があるわけはなく、ビビッドはせいぜいパロディー映画を制作するくらいしかできないだろうとみられている。

王子は独身であるものの、7月末にモデル兼女優のクレシダ・ボナスと真剣交際をしていると報じられたばかりで、彼女の反応も注目されている。
「RadarOnline」によると、クレシダは激怒しており、王子との将来は考えられなくなったと周囲に明かしているそうだが、当然のことであろう。
まだ23歳の彼女が受けたショックは相当なものであるはずだ。

ヘンリー王子がどのような謝罪声明を発表するのか、また、写真の女性がタブロイドに登場する日は来るのか。まだまだこの騒動は幕を引きそうにない。
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