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“美人すぎる市議”として話題になった埼玉県新座市議でタレントの立川明日香氏(27=本名・半沢優子)が、失職の大ピンチに直面した。

立川氏は2月19日投開票の新座市議選に立候補。2067票を得て、候補者32人中5番目(定数26)で初当選。
ところが、市民から「市に生活の本拠がない」との異議申し立てがあり、市選管が調査した。
被選挙権を得るためには、選挙区内に公示日前日の3カ月前から居住している必要があるからだ。

昨年9月20日に、立川氏は東京都練馬区から転入。
住民票に記載された住所では、当選前、電気や水道の使用がほとんどなく、ガスは当選後に契約。
水道使用量はトイレの回数で換算すると、1日1回にも満たないものだった。

練馬区に住む夫や義理の両親は「当選直後まで練馬で一緒に住んでいた」と証言。
これらにより、市選管は居住実態がないと判断し、4月20日、当選無効の決定を下した。

立川氏は「練馬の家で子どもを寝かしつけてから、深夜に寝るために帰っていた」「水はミネラルウォーターを飲む」「トイレは駅やコンビニで借りていた」「朝、洗顔や化粧をせず、髪を整えてすぐ電車に飛び乗っていた」などと主張。
5月14日、県選挙管理委員会に審査の申し立てをしていた。

県選管は7月17日、「生活の本拠としての起居、寝食などの事実が認められない」と判断し、市選管の決定を支持。立川氏の申し立てを棄却する裁決を出した。
県選管によると、立川氏側からは新座市での一貫した生活を裏付ける物証が提出されず、立川氏の証言やブログの記載内容なども検討した結果、昨年11月頃までは継続して東京都練馬区で生活していたと判断した。

裁決に不服がある場合、立川氏は裁決書の交付または告示日から30日以内に公職選挙法に基づいて東京高裁に提訴できる。
高裁は受理日から100日以内に判決を出す。最終決定まで当面は議員の身分は保障されるが、高裁に提訴しなければ、立川氏は失職する。

代理人弁護士は、「裁決書の内容を検討し、本人と協議して、今後の対応を決定する」とコメントしている。

大ピンチに陥った立川氏は果たして、どう出るか?
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